最近ずっと George Clinton を聞いています。昔買ったままになっていた CD を聞いています。
最初聞いたときは特に感想を持たなかったのですが,今では朝の通勤バスの中でずっと聞いています。次に聞くのが, The Goose です。
歌詞がこのサイトに在ります。後は,All Your Goodies Are Gone を聞きます。
George Clinton は引退するみたいです。最近でもないですが,昔のものではない映像です。
ゆっくりと演奏しています。2曲めの(3分30秒あたり)one nation under a groove も,元々の演奏とはかなり違う印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=sgrvOR77T2o
これは古い映像です。Mothership Connection ツアーというのか 1976 年のもので,Glenn Goins が宇宙船を呼ぶところです。
これは次の年の演奏です。途中で George Clinton が 「Come on Glenn」と Glenn を呼び寄せる。これもすばらしい。ギターの音が頭を離れない。
次の年のものも良いのですが,このときはもう Glenn Goins はメンバーに居ません。彼はメンバーを離れてすぐに死んでしまった。
昔,ラジオで「Pファンクのライブでは,クライマックスで円盤が降りてくるという荒唐無稽なことを永遠とやっている」というような話を聞いて,ファンクってそういうところがあるぐらいに考えていたのですが,Swing Down Sweet Chariot の歌詞を見て考えをあらためました。もとになった歌詞があって,黒人霊歌の歌詞なのですが,こちらにその歌詞と訳があります。
-
Swing down sweet chariot
Stop and let me ride
この歌詞を繰り返しているのではないかと思います。麗しい馬車よ,降りてきて止まり,私をのせてくれ,と繰り返しています。馬車は天国に向かうのか,アフリカに向かうのか,いずれにせよ自分が苦しむことなく生きることのできる土地へ連れて行ってくれる。これは浄土教ではないかと考えました。浄土教とはこのようなものではないか。
Cosmic Slop も良いものが多すぎてどれをあげて良いか分かりません。とりあえず 1978 年のものを。
なんと言っていいのか分からないのですが,力強い音楽だと思う。解釈する必要がない。面白く感じるのか心配する必要がない。作為がない。本当は作為がないわけはないと思うのですが,音を少なくして聴衆を歌に集中させたりするようなことをしない。音楽を聴いている間は,この世の嫌なことを忘れさせる,それも必ず忘れさせる力強い音楽だと思う。