大人にはわからない日本文学史

4 11月

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タイトルは高橋源一郎の本の題名です。最近購入して読んでみました。彼の本を読み始めたきっかけは友人が読んでいたからなのですが,最初は意味がわからなかった。ただ,彼がどこかのインタビューで答えていたものを(書いていたものものを?)読んで何となく意味がわかりました。確か,世の中は小説が生まれた頃からずいぶんと変化したのに,小説は19世紀近代小説のまま変化していない,というようなことを言っていました。その言葉で,『ジョンレノン対火星人』とか『オーバーザレインボー』を理解した気がしました。その後で,『優雅で感傷的な日本野球』を読んで,これが非常におもしろかった。

この本の中で,現代詩が取りあげられていて,何となくおもしろくなって,子供と奥さんとポエムで遊んでみました。相手がよくわからないことを言ったら,「それポエム?」と聞き返してみたり,自分が普通にしゃべっていることをポエムだと言い張ってみて,「ポエムだから途中で割り込まないで!」といって最後まで言い通したり,でも相手が話しているのがポエムかどうか分からないから,ポエムの時は右手をあげて話すというルールを作ったりしました。意外におもしろかったのですが,もうポエムブームは終わったみたいで,短かったですね。