ハンズメッセ開催中の東急ハンズにて。
品物のありかを緑エプロンのマダムに聞いた。
マダムは、別の緑エプロンの青年を紹介する。
彼に「何を探しているのか?」と問われ、私は懸命に説明するも今ひとつ手応えがない。
「絵にかきましょうか?」
「いや良いです。探してくるので、ここで待っていてください」手振りを付けながら、人通りの多い通路を指定されて
「無理です。この辺の商品を見ていますので、貴方が私を探してください」私もぐるぐる回す手振りを付けました。
この辺の商品を見ていたら先程のマダムが、「お探しの品は見つかった?」と私に聞き「あれではないか?これではないか?いいえ違う」みたいなやり取りをしていたら、探し物あった!
でも今度はさっきの青年がいつまでも来ない。マダムの売ってる化粧品のテスター付けたりしながら、体感10分くらいかかって青年がやっとこさ現れた。
買い物かごを見せて、「あったわよ!」と報告して別れた。
マダムは化粧品メーカーから派遣されていた人で、青年がハンズが雇っている人なんだと思う、ややこしいこと、この上ない。
私は、緑エプロンの人はハンズ商品のプロだと思って、今プロならではの巧みな場所案内を求めていたのであって、いつまでも待つ何が何でも探してほしいわけでは無かった。
どんどん品物が売り切れるのがハンズメッセだと考えているから。
品物の在り処を聞くには、黙ってここでしばらく待っとけみたいな目にあってまで、買い物したくないの。だったら逢えないのも縁だから諦める。
今この瞬間に、貴方に聞きたい。
この気持ちを例えて言うなれば、お買い物もライブです。10分あれば気持ちも変わるかもしれないし、この瞬間の貴方に聞いてるのに、それが伝わらない、やり場のないもどかしさ。圧倒的熱量の相違。
たとえ出会えなかったとしても。置いてけぼりで棒立ちで待たされるよりか「あれではないか?これではないか?いいえ違う」「ああ無かったです売り切れかもです」「まあ残念、来るの遅かった仕方ないわね」なやり取りを店員さんとしたいのです。
次からは「今すぐ知りたいです。時間がかかるのなら遠くに聞きに行ったりして、探してもらわなくて結構です。」に「それも縁です」「自力で探すわ」等のアレンジを加えようと考えました。
それで店員さんが食いついて探してくれるか、さらっと消えてしまうのか。それも出会いと縁だと思うのです