結婚してから過去に離婚歴がある男だったと判明、初婚だと聞かされていた。しかも前妻との間に子供が二人いる。
裁判官「もしも、それを知っていたら結婚していたと思いますか?」
「していませんでした」答えたのは可愛い20代とおぼしき女性。彼女が離婚を申し立てていまして、法廷に呼ばれている夫は来ていません。
「夫の職業は何ですか?」「建設業です」「夫の月収は幾らですか?」「手取りで20万円くらいです」「夫の年収は幾らですか?」「700万円くらいです」
ここ裁判官も事務官も、「?」
傍聴してる私も「なんかボーナスの金額が月収に対して多すぎでないかしら?」と思ったんですけど、
裁判官も事務官も、どうも間違っているかもしれぬけど意図的に嘘の金額を答えているわけではなさそうだ、と判断したようで、夫の収入は置き去りで裁判は進んでいきます。でも後で出てくるよ。
お子さんを連れて実家に戻っているそうです。普段は保育所にお子さんを預けながらご両親のサポートを受けつつ、医療関係のお仕事をしています。
話によると、お子さんを産んでも病院に来なくて、退院しても家に帰ってこなくて、早い時期から別に付き合ってる女がいるらしい。もう女の敵!よそのだんなさんだけど!
「最後に夫を見たのはいつですか?」との問いかけに「別府のショッピングモールでほかの女と一緒に歩いていた。」「夫はどのような様子でしたか?」との問いかけに
「向こうも私に気が付いたようだった、一緒にいる女と私の方を見ながらクスクス笑って何やら話をしていたようだった」と答えていました。
なんだか結婚詐欺に遭って実際に結婚してしまったような話だなあと思います、
結婚期間は一年と2か月くらい。
事務官が分厚い本を出してきました。養育費に関するガイドラインの本のようです、夫の仕事収入、妻の仕事収入で子供への養育費が細かに決められているようです。
彼女と裁判官と事務官と協議、決まった段取りのようで月々の養育費が算定されます、が。「養育費がきちんと払われるとはとても思えない。親権を取って一日も早く離婚したい。」と言っていました。
私は思うに、「妊娠しちゃった!急いで入籍しなきゃ!」これが本来いろんな角度から考え熟慮して決める結婚の判断を鈍らせてしまう。
でも、お子さんは可愛いから全てが間違いではなかったのかもしれないけれど。
昔、オーラの泉って番組の中で、美輪明宏さんが「『あの男(と結婚するの)は止めときなさい』ってテレビ局の廊下で私、言ったじゃない」な再現話をゲストのマルシアさんにした時に
「美輪さんの言ってた事は合ってたけど、結婚していないと私の子供は生まれていなかったの!」とマルシアさんが力説していて、「うん、そうよね!お子さんと出会えたし!」と私は大変に感心したのですが、
この離婚申し立ての話も、そういう話なのかなと思いました。結婚は駄目だったけど、お子さんとの出会いと未来が残ったんですよね。と。
思いっきり話が脱線するんですけども、マルシアさんが離婚したころに芸能リポーターの人達に話していた離婚の理由「私が帰宅したら夫婦で建てた家に、夫が知らない女を上げていたんです、もうその時点で終わりだと思う」が極めて真っ当だと私は思っていたんですが、こういう時「その位のことでー?謝ってるんだから許してあげたら」とか「お母さんなんだから我慢しなさい」とか言ってくる謎の勢力がいますよね、もうあれ何なんでしょうね?そういう事する人って高確率で再度同じ事しますよ。あなた方は許せるんですかと。義理の両親は「うちのバカ息子がすべて悪い」とコメントしてて、義理の両親はまともそうなのにな、反省したって許せないことってありますものね。私はあります。多分。
既婚なのに不倫する人も、相手が既婚者って分かってるのに不倫相手になってる人の気持ちも、全くもって分からないわ。そして、反省したらやり直せるって考え方も!