合格率100%の画塾のカラクリ

大分県には美術と音楽に特化した県立高校があります。

美術科に入学するには、絵の実技試験と小論文と内申書の入学試験をパスする必要があります。受験に合格するための絵を教える私塾も存在しています。

一番歴史の長い画塾は、一回の授業で4千円くらいのレッスン代がかかるみたいです(当時通っていた人から聞きました、6,7年前の情報です)

過去に、この老舗の画塾より、月謝の安い新興の画塾に身内を通わせた経験があります。

 

大分駅近くの文具店にアトリエがあり、地元の美術を教えたい人に超安値でアトリエは時間貸しされていて、いくつかの美術教室が開講されています。新興の画塾はそのうちの一つの教室でした。

一度、体験レッスンを受講して入塾しました。

2か月後のレッスンが終わった夜、先生から親の私に突然に電話がかかってきました、あれこれ嘘もはいった理由をつけて「やめて欲しい」と言われました。

カバンの中に入っていた封筒、その中には入学金と2か月分の月謝が入っていました。

 

体験レッスンの時に「この春、生徒達が全員M高校に合格しました」と先生が言っていたけど、気に入らない生徒を、返金して追い出して在籍しなかった状態に戻しているからです。

 

次の春、文具店から新興の画塾はいなくなりました。そういう事があった人は文具店には店員さん経由で伝えます、私が置いている絵の道具を取りに来た時の店員さん達は「まただ」って表情に見えました。社長さんが、今いる生徒さんたちの利便性等も考えて3月まで待ったのだと思いました。

 

おそらく現在は市内中心部の別のビルで。別の名前の画塾に改名されています。

 

どうか先生に駄目だって言われても、その駄目は嘘だから好きな絵を諦めずに描き続けてください。

私が言われた先生の嘘の追い出し理由は「居眠りしている」でした。「そんなことはないはずです」と私が言うと「お母さんはお子さんを信じてください、それが本当だと思います」的な返事が返ってきましたが。一生懸命に絵をかいて講評聞かずに眠る生徒がいるなんて私はありえないと思います。

後日に、「同じ学校から他の生徒が通ったら嫌だな」と、私が思いまして学校の先生に「通ってた画塾でこんな事がありまして、、、」と話したら「お子さんは学校で居眠りしませんよ?」と言われました。それが全てかと。

 

でも、どこかの受験に受かる絵のノウハウを持ってる画塾に通わないと合格できない現状は異常だと考えます。先ずその年に、志望者が多いか少ないかの合格倍率の運ガチャが発生します。ほぼ全入の年もあれば、3人に一人が不合格者になってしまう年もある。志望者数がどのくらいいるのかの情報は中学校は持っていなくて、画塾の間ではなんとなく共有されていて、それで秋冬頃その年の倍率の予測を付ける状況が起きているようです。

もしも中学校の美術の先生が「絵を見てあげるから描いて持っておいで」と言ってくれたなら、積極的に指導を仰げば良いと思います。

合格作品はある程度は公開されているため、美術教師はどんな絵が描ければ合格するか解るのではないかと考えられます。ほとんどの学生はそんな先生に出会えていないから画塾に行っているのですから。

全体の立ち位置を知りたいならば、老舗の画塾の公開模試だけ参加してみれば参考になるのではないでしょうか。

 

 

この県立高校の音楽科はここ数年は2次募集をする年が多いです。県立高校で聞こえというか世間体が良くて、学費が安い県立短大の音楽科につながっています。短大受験はしなきゃいけないけれど。音楽科のある高校に行きたいのに、近くにない他県の中学生さんは検討していただいてもいいのかもしれません。大分県立高校、音楽科あたりで検索してください。

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